先日映画で「赤目四十八瀧心中未遂」を見て結構よさげな印象だったので行ってみることにした。
赤目四十八瀧心中未遂
ちなみに映画はすかした感じもあって好きです。
看板を見つけてから3kmほど細めの道を進むと赤目四十八滝。ちょっと高めの800円の駐車場に車を停めていざ四十八滝へ。最後の滝である岩窟滝までは4kmなので、往復8kmの道のり。目安は3時間だそうな。徒歩での観光は時間の長さで言えば富士登山や屋久島の縄文杉に続く3番目になりそう。
滝の入り口に位置する日本サンショウウオセンターは300円。これは滝に通じる道へ行くには強制的に通らないといけません。生のサンショウウオを見たのは初めてかも。本当に山椒の匂いがするのか嗅いでみたかったけど、水槽に入っていたので実現できず。残念。
時期的なことと山中になるのでやはり肌寒い。でも歩いているうちに逆に汗ばんでくるくらいでちょうどいい感じ。道は昨年8月に行った暗門の滝に比べると整備されている印象。
少し歩くと赤目五瀑のうちのひとつ不動滝到着。
五瀑に限らず滝は多いので見所は多い。30分ほど歩いて1つ目の茶屋に到着。
まだまだ元気なので奥へと進む。すぐ上には千手滝がある。
ここからは急な階段を登って行くことになり、先の険しさをちょっと予感させる。次の滝は布曳滝。上品な感じ。
さらに登って布曳滝の落ち口。覗いていると吸い込まれそうになる。
人は多くなく景色を楽しみながら歩くことができる。ただ道のりが長いのでそれほど余裕も無くなってくることも確か...。水は昨日雨だったにも関わらず非常にきれいでサンショウウオがいることにも納得の透明度。上から見ても魚が泳いでいる姿を見ることができる。
片道の半分を過ぎてもう少し行ったところに2つ目の茶屋がある。まだまだ先は長い。
歩き始めてから1時間を過ぎたあたりでこの赤目でのメインの滝である荷担滝に到着。2つに分かれて落ちるのが特徴。
五瀑の最後は琵琶滝。もっと近くに寄ることはできるが、滝に近づく道と先へ進む道は違うので遠めから撮影。察してください。
歩き始めて90分。目やすの通りに一番奥の岩窟滝に到着!
お疲れ様でした。と言いたいところだが、これから今まで歩いた距離と同じだけ引き返さないと家には帰ることはできない。そのまま先へ進んで抜けることもできるみたいだが、昼食を食べたところのおばちゃんも引き返すように言っていたので素直に戻ることにする。
ひたすら歩くこと3時間。足が棒で疲れはピークでようやくサンショウウオセンターに戻ってきたときにはすでに閉館。横の通路を抜けて出て行くことになる。もしかしたら16時を過ぎてからは無料で滝を見ることができるのでは?
夏は滝のライトアップや川床も出るらしい。秋の紅葉もいい感じだろうしお勧めです。