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九州ドライブ3日目

早めに寝たのが災いしたのか朝は5時に起床。周りを見渡すと誰もいなかった仮眠室は人がいっぱい。敷いてあったマットレスはなぜか数枚消えていた。係りの人が片付けてしまったんだろうか、と思いながら仮眠室を出ると外でマットレスを敷いて寝ている人が数名。なんでこんなことをする必要があるのか不明。
こんなに朝早くから温泉に入っている人も少ないだろうと思って入ってみると予想通り誰もいない。せっかくなので泳いだりしていて散々開放感を満喫した後に出ようと思ったらサウナルームに数人入っておられることに気がつく。ちょっと恥ずかしい思いをしてしまいました。
冬場ということで日が落ちるのも早いので、今日は早く出かけて時間を有効に使おうと6時にチェックアウト。夕食やビールも飲んだのに3000円未満の支払いでOK。ずいぶん安い。宿泊の1000円は追加されていないみたい。外に出るとまだ真っ暗なのに驚き。
花みずき温泉サスパ


昨日の予定通り九十九島を見るため展海峰へ。ひたすら登って到着は6時15分。まだまだ暗く日が昇る気配は無し。今日は間違いなく早く出すぎた。7時前まで車で待機し、少し空が明るんできたところで展望台へ行ってみる。
まだまだ暗いがその暗さがちょっと神秘的でいい感じかも。
九十九島 九十九島
もうちょっと明るいときの景色も見てみたいと思って、一度車に戻ってさらに日が昇るのを待つ。7時30分ごろ再度展望台に行って撮影。もやがかかっているのがちょっと残念。
九十九島
駐車場にあるトイレに入ったときに落書きを発見。こ、これは数年前にバイクで九州を回ったときに見た覚えがある落書き。この落書きを見てはっきり思い出しました。ここには過去来たことがあります。いやー、懐かしい。
トイレの落書き
ここからさらに南へ下って、七ツ釜鍾乳洞へ。同じ名前の七ツ釜ですが、場所は違うところです。9時に到着するも、やはりというかお休み。もうそれほどショックは受けなくなってしまいました。
七ツ釜鍾乳洞
仕方なくまた南へ走り始め、長崎到着は10時半。以前にバイクで訪れた時はここ長崎で2泊し、満喫したことがあるので今回は出島を観光することにする。近くの駐車場に車を停めて散策。すぐに見終わると思っていたけど意外に見所満載。目を引くのは出島の復元ミニチュア。ミニチュアと言っても結構大きく屋外にある。
出島ミニチュア
出島史料館本館・分館・二番蔵の共通券が300円。他にも無料で出島シアターや一番船船頭部屋など場所は広くないがいろいろ復元されておりじっくり見ると2時間くらい要する。
出島
他にも現在、三番蔵やカピタン部屋などが復元建設中。完成すればかなり楽しめる場所になることでしょう。
復元中
1時間半かけて出島を散策し、お次は東へ走り雲仙へ。少し雪は残っているが走行に支障は無し。雲仙温泉街での観光のメインは雲仙地獄。30あまりの噴気孔から立ち上る水蒸気が地獄を想像させるようなところ。
雲仙地獄 雲仙地獄
道沿いだけかと思っていたが、奥へ歩くとなかなか広い場所でそこそこ見ごたえがある。
雲仙地獄
温泉街なのでこの近辺でも温泉はもちろん入ることはできるが、せっかくなので本に載っている吉田松陰も入ったといわれる雲仙小地獄温泉館へ車で移動し入ってみる。
雲仙小地獄温泉館
入湯料400円。湯は乳白色で源泉かけ流し。いい温泉なのだが、有名なせいか人が多くゆっくり入れないのが残念。
雲仙を東に下っていくと雲仙岳災害記念館がある。どうせまた休館だろうと期待せずに行ってみると営業中。でも入館は1000円で高い!でも入ってみて納得。平成大噴火シアターでは映像とともに床が動いたり熱風が吹き出したりと、遊園地にあるアトラクションみたいな作りで楽しめる。
雲仙岳災害記念館
もちろん雲仙岳の大噴火の怖さも写真や映像などの資料で思い知ることができる。意外に感じたのは死者の内訳でメディア関係者が一番多かったということ。
近くには道の駅みずなし本陣ふかえというところがあり、そこには土石流で被災した家屋が保存してある。ここにも以前バイクで来た覚えがあるが、その当時は道の駅は無く、広場に被災した家屋があり、寄付を募る出店があっただけの印象だった。整備して自然災害の怖さを伝えていこうという取り組みは十分理解できるが整備されすぎてしまうと被災家屋も展示物の1つとしてしか見えなくなり、伝わる強さが薄れてしまうものだと感じる。
土石流被災家屋保存公園 被災家屋
道の駅の駐車場に案内板があり、被災にあった旧大野木場小学校の校舎が保存されていることを知る。時間も17時前で薄暗くなってきていたが、せっかくなので訪れてみることにする。
雲仙岳の方向へ登りかなり寂しいところにある。日も落ちてきて冷たい風も強い上に小雨も降り出しかなり寒い。薄暗い中にたたずむ校舎は十分不気味な雰囲気をかもし出している。校舎の横には大野木場砂防みらい館があるがお休み。
案内板 旧大野木場小学校
少し北に走ると島原城があるが開いていたとしても時間的には営業時間を過ぎているので素通り。
島原城
近くには武家屋敷が3軒あるのでそちらを見学。しかし見ている間に門を閉めはじめられてしまったので退散。
武家屋敷 武家屋敷
明日は佐賀城跡からはじめるためにせっかく南に走ってきたが、また北上する。2時間ほど走って道の駅鹿島に到着。年越しはこの道の駅で越すことを決定。カーナビのテレビで紅白を見ていつの間にやら就寝。
本日の走行距離 284.7km

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