CakePHPの設置

雑感

使いこなせてはいませんが、ざっと見た感想です。

メリット

デメリット

必要条件

PHP5.5.9以上
MySQL5.1.10以上(PostgreSQLも可)

必要なもののインストール

ICUのインストール

ICUが無ければ入れておきます。

# yum icu libicu-devel

intlの有効化

PHPは intl が有効になっている必要があります。
有効で無ければ --enable-intl オプションを指定してインストールし直します。

MySQLを使用するための準備

データベースにMySQLを使用する場合は --with-mysql=mysqlnd --with-mysqli=mysqlnd --with-pdo-mysql=mysqlnd オプションを指定してインストールし直します。

php.ini にsockの位置を指定。

# vi /usr/local/lib/php.ini
pdo_mysql.default_socket=/var/lib/mysql/mysql.sock

PostgreSQLを使用するための準備

データベースにPostgreSQLを使用する場合は --with-pdo-pgsql オプションを指定してインストールし直します。

Composerのインストール

CakePHP3系はComposerを利用するため、先にインストールします。

# cd /usr/local/bin
# curl -s https://getcomposer.org/installer | php

CakePHPのインストール

my_app_nameというフォルダにアプリケーションを作成する場合。

# exit
$ cd /home
$ php /usr/local/bin/composer.phar create-project --prefer-dist cakephp/app my_app_name

作成されたフォルダ内に生成される以下の2つのファイルは残しておくと Composer で引き続き管理ができます。

PostgreSQLを使用するための設定

PostgreSQLを使用する場合は設定ファイルの default と test の2箇所を書き換えます。

$ vi config/app.php
# 'driver' => 'Cake\Database\Driver\Mysql',
  'driver' => 'Cake\Database\Driver\Postgres',

timezoneの設定

config/bootstrap.php を変更します。

date_default_timezone_set('Asia/Tokyo');

データベースの作成

SQL文で作成することはもちろんですが、Migrationsの機能を利用することでDB変更履歴をバージョン管理に含めることができるようです。

http://book.cakephp.org/3.0/ja/migrations.html

テーブルprefsのファイルを作成する場合、

$ bin/cake bake migration CreatePrefs name:string created modified

これで config/Migrations 以下にファイル名に日付などが付いたファイルが生成されます。
この時点ではデータベースにはテーブルは生成されていません。

idは自動的に付加されます。
createdとmodifiedはこの名前で生成すると自動的にdatetime型が設定され、それぞれの日時がCakePHPによって更新されるようになるので便利です。

実際に反映させるには以下を実行します。

$ bin/cake migrations migrate

ステータスは以下で確認できます。

$ bin/cake migrations status

初期データの生成

以下を実行することで基本となるファイルを生成できます。

$ bin/cake bake seed Prefs

config/Seeds/PrefsSeed.php ファイルが生成されるので、この中を編集します。

#$data = [];
 $data = [
     ['id' => 1, 'name' => '北海道'],
     ['id' => 2, 'name' => '青森県'],
];

反映するには以下を実行します。

$ bin/cake migrations seed

seedは履歴管理に含まれないので、実行するたびにデータ投入されるため注意が必要です。

bakeでプログラムの基本を自動生成

データベースを事前に作成しておくとbakeコマンドで基本的なプログラムを自動的に生成することができます。

なので、データベースの設計をきちんとして作成しておくと後々楽ができそうです。

各テーブルに対して実行することができます。
prefsテーブルに対してすべてのプログラムを生成する場合は、

$ bin/cake bake all prefs

src と tests 以下の Controller, Model, Template にそれぞれ生成されます。

入門

以下の順番で読み進めると理解が深まりそうです。
特に命名規則は理解しておくといろいろお得がありそうです。

CakePHPを最新に保つ

composer.json 内に記述されている制限の範囲内で更新されます。

"require": {
    "cakephp/cakephp": "~3.2"
}
$ cd /home/my_app_name
$ php /usr/local/bin/composer.phar update

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