PHPよくある落とし穴のバックアップ(No.5)

PHPは仕様がよく変わったりするので、ハマってしまうことが多々あります。

POSTされた文字列が行方不明になる †

htmlspecialcharsを使っていると起こります。
PHP5.4.0からデフォルトのエンコーディングが変更になったため、内部コードにEUC-JPやShift_JISを使用していると起こります。
第3引数にエンコーディングを指定しましょう。

× $string = htmlspecialchars($string);

○ $string = htmlspecialchars($string, ENT_COMPAT | ENT_HTML401, 'EUC-JP');

原因がPHPなのかPEARなのかPostgreSQLなのか不明です。
いつの間にか取得できないようになってしまっていました。
SQL文を直接指定してやれば動作します。

× $seq = $mdb2->currID('seq');

○ $seq = $mdb2->queryOne("SELECT currval('seq')");

異なるサーバで、mbstring周りの設定は同じで、プログラムも同じなのになぜか文字化けすることがあります。
その場合は、output_buffering や output_handler も同じか確認してみましょう。

計算結果をround, ceil, floorするのはよくあると思いますが、floorすると誤差が出てしまいハマりました。

// 7
echo floor((0.1 + 0.7) * 10);

え、どうして8じゃないの？
一度文字列に変換すると期待した値になります。

// 8 
echo floor(strval((0.1 + 0.7) * 10));

正攻法はBC Math 関数を使用するらしいですが、面倒です。