[[EC-CUBEめも]]

EC-CUBE3.0.x系からカスタマイズの学習コストの低下を目指すなどの目的で3.n系のリリースが計画されていましたが、2018年8月6日にバージョン番号が「EC-CUBE 4.0」となることが発表されました。~
https://www.ec-cube.net/news/detail.php?news_id=300

正式リリースは2018年9月末予定ですが、仕様Fix版であるEC-CUBE 4.0-beta2がリリースされたので、こちらをインストールしてみます。
2019年8月5日現在で最新の EC-CUBE 4.0.2 をインストールしてみます。

大事なポイントはシステム要件が''PHP 7.1.3 以降''と変更になったことです。~
大事なポイントはシステム要件が''PHP 7.1 以降''と変更になったことです。~
またフレームワークが Silex から Symfony3.4 になりました。

直前にリリースされたEC-CUBE 3.n-α5のインストール方法や雑感については[[こちら>EC-CUBE3.n系のインストール]]の記事をご参照下さい。

EC-CUBE 4.0 開発ドキュメント・マニュアル~
http://doc4.ec-cube.net/

*ZIPファイルからインストール [#ve1b8fb6]

以下から eccube-4.0.0-beta2.zip ファイルをダウンロードし、public_html以下に展開します。~
https://www.ec-cube.net/product/4.0/
以下から eccube-4.0.2.zip ファイルをダウンロードし、public_html以下に展開します。~
https://www.ec-cube.net/download/

 $ cd public_html
 $ /usr/local/bin/composer.phar install
 $ bin/console eccube:install
あらかじめデータベースは作成しておき、設置したURLへブラウザでアクセスし、インストール作業を進めます。

対話形式でインストールが進むので、Database Url入力時に使用したいデータベースに応じて入力します。~
データベース作成権限があれば事前に作成しておく必要はありません。
以下の警告が表示されるかもしれないです。
 [推奨] apc拡張モジュールが有効になっていません。

 # MySQLの場合
 mysql://<user>:<password>@<host>/<database name>
 
 # PostgreSQLの場合
 postgres://<user>:<password>@<host>/<database name>
APCu と Zend OPcache が入っていない場合は入れておきましょう。~
ちなみにこれらを入れても上の警告は消えません。

 [OK] EC-CUBE installation successful.
 # yum install --enablerepo=remi,remi-php71 php-pecl-apcu php-pecl-zendopcache

ちなみにSymfonyのバージョンは以下で確認できます。
Symfonyのバージョンは以下で確認できます。

 $ bin/console --version
 Symfony 3.4.12 (kernel: Eccube, env: dev, debug: true)
 Symfony 3.4.22 (kernel: Eccube, env: prod, debug: false)

*セッションデータが作成できずにエラー [#c2eb0d07]

インストールが完了し、ブラウザにてアクセスすると500エラーが発生。

 Warning: SessionHandler::read(): Session data file is not created by your uid

セッションファイルは var/sessions/ 以下に生成されます。~
ちなみにログは var/log/ 以下です。

セッションのsave_pathを変更する場合は以下のファイルを変更します。
app/config/eccube/packages/framework.yaml

 framework:
     secret: '%env(ECCUBE_AUTH_MAGIC)%'
     default_locale: '%locale%'
     translator:
       fallback: ['%locale%']
     csrf_protection: { enabled: true }
     http_method_override: true
     trusted_hosts: ~
     # https://symfony.com/doc/current/reference/configuration/framework.html#handler-id
     session:
         handler_id: session.handler.native_file
         #save_path: '%kernel.project_dir%/var/sessions/%kernel.environment%'
         save_path: '/tmp'

*メール送信 [#v4012221]

デフォルトの .env 設定だとメールは送信されません。~
sendmailを使用する場合は書き換えます。

 # MAILER_URL=null://localhost
 MAILER_URL=sendmail

*モードの切り替え [#u84f945e]

index_dev.php が廃止され、.env ファイルにてモードの切り替えを行うようになりました。

APP_ENV が dev だとSymfonyのツールバーが表示され、開発モードになります。~
本番運用時は prod にするとツーバーが非表示となり、キャッシュが有効になります。

APP_DEBUG は 1 だとエラー発生時にエラーの詳細が表示されます。0 にすると表示されなくなります。

開発時
 APP_ENV=dev
 APP_DEBUG=1

リリース時
 APP_ENV=prod
 APP_DEBUG=0



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